不眠症は罹患頻度の⾼い代表的な睡眠障害の⼀つである。成⼈の30%以上が⼊眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠困難などいずれかの不眠症状を有し、6〜10%が不眠症に罹患していと言われています。

不眠症は罹患頻度の⾼い代表的な睡眠障害の⼀つである。成⼈の30%以上が⼊眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠困難などいずれかの不眠症状を有し、6〜10%が不眠症(原発性不眠症、精神⽣理性不眠症、その他の⼆次性不眠症など)に罹患していと言われています。不眠症は、その原因により治療法も変わってきますが、生活習慣の改善と薬物治療が中心になります。いずれにしても、不眠の原因である心の病気、身体的疾患、不適切な睡眠環境などの改善に取り組むことが大切です。

非薬物療法
生活習慣の改善による不眠治療です。室温、部屋の明るさなどを調節することにより睡眠が得やすい環境にする、リラックスできる時間をつくる、睡眠時間の4時間くらい前に食事を済ませ、入浴は1~2時間前にする、毎朝、朝日を浴びて正確な体内時間を設定するなどです。
薬物療法
不眠のタイプによって睡眠導入剤のタイプもそれぞれ変わってきます。寝つきが悪い、途中で起きてしまう、早くに目が覚めてしまう、などの症状に応じて、睡眠薬が処方されます。また、抗うつ薬、抗不安薬、抗精神病薬なども使用されることがあります。医師に指示された用法や用量を守って、正しく使用しましょう。睡眠薬は絶対にお酒と一緒に飲んではいけません。睡眠薬を服用したら30分以内には寝床につきましょう。なお服用していた睡眠薬をいっぺんに中止すると、リバウンドで不眠が悪化することがありますので、医師の指示のもと、ゆっくりとやめるようにしましょう。